床付(設計図に示された位置まで掘削し地盤を転圧して整えた状態)が完了すると次は地耐力を測定するために平板載荷試験を実施します。よく耳にする言葉ですが実際に立会うには私も初めてです。簡単に説明すると地盤に荷重をかけていった時に地盤がどれだけ沈下するかを測定することです。
今回の工事に当てはめてもう少し詳しく説明すると以下になります。
・本工事で求められている地盤の設計支持力は40KN/㎡です。
(この値は設計者に確認)
・試験最大荷重は設計支持力の3倍と決められているので40×3=120KN/㎡です。
・しかし荷重をかける載荷板は30㎝の円形鉄板のため実際の最大荷重は
120×0.0707=8.5KNということになります。
・今回の試験最大荷重は余裕をみて150KN/㎡とする。
・150KN/㎡を6段階(25KN/㎡×6)に分けて荷重をかけて各段階ごとの沈下量を測定。
・1段階30分(0,1,2,5,10,15,20,25,30分ごとに計測)かかるので試験時間は3時間。
・これだけの荷重をかけるのに反力装置としてバックホウを使用。(写真参照)
いや〜なかなか大変な試験ですね。
ちなみに本工事の地盤の沈下は1.68mmでした。
つまり全く問題なしです。よかったよかった。
試験屋さんいわく3㎝とか沈下すると好ましくないとのことです。
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Lilly Sterling (土曜日, 04 2月 2017 11:10)
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